生活・趣味

陸前高田の希望・たかたのゆめちゃん。年月を経るごとに増してきた復興への熱意

2021.04.9

東日本大震災後、陸前高田市の復興のために生まれてきた「たかたのゆめちゃん」。たくさんの人の想いがつまったゆめちゃんは、陸前高田市の人々を笑顔にする活動に邁進してきました。年月を経るごとに活動することの意味を実感し、ますます意欲を燃え立たせるゆめちゃんと、ゆめちゃんを支えるスタッフのみなさんのやる気に着目します。

 


 

たかたのゆめちゃん

岩手県陸前高田市のマスコットキャラクター。陸前高田市ゆめ大使。 2011年9月より始動した、陸前高田市の復興を願ってマスコットキャラクターを作る「夢☆キャラプロジェクト」により誕生。2012年1月から活動を開始した。
頭の星は希望の光で満ちていて、子どもたちを安全なところへ導く。背中の羽根で自由に飛び回り、椿の花のバッグの中に入っている夢・幸せをみんなに届ける。

オフィシャルサイト:たかたのゆめちゃん
YouTube: たかたのゆめちゃんねる

 

ゆめちゃん誕生まで、「そんな時期じゃない」と言われても


  

――ゆめちゃんは子どもから大人まで、また陸前高田だけでなく全国の人々に愛されていますね。ゆめちゃんはどのようにして生まれてきたんですか?

 

うれしい!みんないつも応援ありがとっ♪
ゆめちゃんが誕生するきっかけは、陸前高田市の復興を支援する「NPO法人陸前高田市支援連絡協議会 Aid TAKATA(エイドタカタ)」※のみんなの想いからだよっ☆

 

陸前高田市支援連絡協議会AidTAKATAは、在関東の陸前高田市出身者を中心に発足し、震災直後から市と連携を取って、復興に向けて支援を進めていた。

 

陸前高田と東京を行ったり来たりしている車中でみんなは、「自分たちができることは何か?」を考えていたんだって~。
いろんな気持ちが入り混じるなか、「市民のみなさんが笑顔になってほしい」と願って思いついたのが市のマスコットキャラクターを生み出すことだったよ☆

 

――故郷を思う人々の真心がきっかけだったのですね。ゆめちゃんが誕生するまでの日々をもっと聞かせてください。

 

キャラクターを作ろうとみんなが思ったのは震災から3カ月の頃だったよ。
その頃、陸前高田市はまだ瓦礫の山。本来ならキャラクターどころじゃないよね。担当の方からも「そんな時期ではないでしょう」と言われたんだって。それはもちろん当然だよね。

でも愛する陸前高田の人たちの笑顔がほしかったから、みんな頑張ったよ。
そうした想いが通じたのか、陸前高田市長・戸羽太さんが「明るい話題も必要だし、子どもたちの未来を考えた時に不可欠な存在だね」と賛同してくださり、企画から運営まで一切を団体に任せてもらって「夢☆キャラプロジェクト」をスタートすることができたんだ~。

東京を中心に学生や社会人ボランティアのみなさんの募金活動が始まり、活動に参加されたみなさんと募金していただいたみなさんの想いがつまって、ゆめちゃんは生まれてきたよっ!

 

▲全国から寄せられたデザイン案の一部 当時の募集企画ページはこちら

スタッフ全員キャラクターを作るのは初めて。デザインの決め方などすべてが未知だった。イラスト投稿サイトに勤めている陸前高田市出身者からアドバイスをもらって公募を進め、全国から334作品が集まった。その後、特別審査員・葉祥明先生とプロジェクトメンバーの選考を経て、ノミネート13作品を市内の小中学校に巡回展示。生徒たちの投票により現在のデザインに決まった。

 

「みんなの反応は…」不安混じりで活動スタート


 

――キャラクターとして形ができあがり、いざ始動!となったときはどんな気持ちでしたか?

 

「たくさんの人に夢と幸せを届けるんだ」という気持ちでいっぱいだったよー☆
でもね、やっぱり市民のみなさんの反応は気がかり、、、震災から数カ月経っても陸前高田は復興にはほど遠かったからね。
みんな喜んでくれるか、、、緊張したよっ!

でもいざみんなの前に出たら、笑顔の輪が広がった。うれしかったぁ…!
みんなにっこりとゆめちゃんを迎えてくれて、心からほっとしたよっ♪それから、みんなのゆめちゃんへのまなざしから、みんながどれほど陸前高田に思いを寄せているかをひしひしと感じたんだ~。
地元を愛するみなさんとふれあえたことであらためて、「みんなの幸せのためにがんばっていくんだ」とやる気がでたよー!

 

――ゆめちゃんは主にどんな活動をしているんですか?

 

市内では市の行事(産業まつり、式典など)や学校園の行事(運動会、Xmas会、お誕生日会など)に参加して、市民のみなさんとイベントを盛り上げているよ!

市外では全国のみなさんに陸前高田をPRしたり、支援への御礼のため各地のイベントに参加したりしているよ~。

 

ゆめちゃんの活動はみんなと楽しむこと

 

――活動してきたことで印象に残っていることはありますか?

 

一言では言い表せないくらいいっぱいあるよ~☆
「ファッションコンテスト」や「ゆるキャラⓇダンス選手権」、「ゆるキャラⓇグランプリ」、「ゆめちゃんの子どもぼうさい教室」などなど、チャレンジの連続だったよっ!

ゆめちゃんひとりだけではこんなにたくさんのことはできなかったし、応援してくれる人や支えてくれるスタッフ、何よりみんなの笑顔が力になって、ずっと挑戦し続けることができたんだー。

 

 

――2020年の「ゆるキャラグランプリ」では見事グランプリを受賞されましたね。おめでとうございます!

 

ありがとっ!応援してくれた、みんなでとった一等賞だよっ☆
会場で市長さんが謝辞を述べられているときは、頭の中で過去のありとあらゆる出来事がかけめぐって涙がこぼれそうだったよ~。

でも、同時に「これからどうやって陸前高田を盛り上げていくか」を考えて、身が引き締まったー!

 

グランプリ獲得後の様子

 

 

「 ゆるキャラⓇグランプリ 」は2020年で開催終了となったし、今はコロナで活動が制限されているけど、ゆめちゃんは足を止めないっ!

自分のチャレンジがみんなの笑顔につながること、みんなの笑顔がエネルギーになることを実感してきたから!
やればやるほどきっとみんなの夢や幸せが広がると信じているんだ~。

 

次のチャレンジにウズウズするゆめちゃん


 

――今後のゆめちゃんのチャレンジは?

 

2021年のチャレンジは陸前高田に「ゆめちゃんハウス」を建てることだよっ☆
子どもたちのとのふれあいの場、地域貢献の場、陸前高田を応援してくださるみなさまとの交流の場を作るんだ~。
つい先日、2021年3月11日からプロジェクトがスタートしたので、ぜひチェックしてみてねっ♪

 

★みんなでつくるゆめちゃんハウス ~ご協力のお願い~★

 

「ゆめちゃんの子どもぼうさい教室」ももっとがんばりたいなっ!
東日本大震災から10年経ったけど、年月が経ったからこそ防災への意識を高めていくことが大事。防災の話は難しいと思うかもしれないけど、ゆめちゃんの教室は歌ありダンスありで楽しいよっ☆子どもたちに自然と命を守る行動を身につけてもらいたいな~。

子どもたちの未来のために、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みにもチャレンジしてみたいと思っているよっ!みんなこれからもよろしくねっ☆

 

――ありがとうございました!

 
 

 


 

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この記事を書いた人

ほんのまともみ

やる気ラボライター。様々な活躍をする人の「物語」や哲学を書き起こすことにやりがいを感じながら励みます。子どもの遊びや文化に携わる人に関心が高いです。JPIC読書アドバイザー27期。



 
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