仕事・働き方

就職本13年連続売上1位!就職コンサルタント・坂本直文さんの「楽しく充実した未来」の切り開き方

2020.09.21

エントリーシート本13年連続売上1位、面接本5年連続売上1位、全国83大学で就職対策講座を行っている就職コンサルタントの坂本直文さん。多くの学生から支持される理由は、「未来志向型」の就職指導にあるといいます。学生に限らず、子どもや大人も「やる気」がアップする「夢計画」とは何か、詳しいお話をうかがいました。

 

 

坂本直文(さかもと・なおふみ)

キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など83大学)。著書に『内定者はこう書いた!エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した!面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)など。2020年6月より朝日新聞社WEBサイトにて「無料で学べるオンライン内定塾」を開講。

  

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「過去」ではなく「未来」から逆算して考える


 

――坂本先生は、これまで120冊以上もの就活本を書かれ、エントリーシート本では13連続売上1位、面接本では5年連続売上1位とのことで、すごいですね!

 

ありがとうございます(笑)。ただ、就活本はエントリーシート、自己分析、面接などテーマが細かく分かれたものが、年度ごとに何冊も出ます。もちろん内容は毎年アップデートさせなくてはいけませんが、私は20年以上この仕事をしていますから、そのくらいの数になるんですよね。

 

常に最新の就職情報をアップデートしている

   

――そもそも就職コンサルタントとは、どのようなお仕事なのでしょうか?

  

人によって定義が違うと思いますけど、私は学生が「未来の楽しく充実した人生」を切り開くためのお手伝いをする仕事だと考えています。一般的には「有名企業の内定」とか「いい会社に入るため」の指導ということになると思いますし、それも大事なことですが、まずは「未来の夢」から逆算して、あらゆる選択肢の就職先を考え、その受かり方をアドバイスするのが私の仕事ですね。

  

――「未来の夢」ですか?

  

就活で自己分析をするときって、普通、過去を振り返りますよね。「中学時代は何をした」とか。私の就職指導では、過去ではなく「未来」から逆算して志望企業などを決めていくんです。

  

未来に楽しい夢を描くことによって、「こんなこともしたい」「あんなこともしたい」と考え、いろいろな未来を比較検討し「これが一番」と決めていく。すると、学生がすごく「やる気」になってくれるんです。それで結果も出てきます。

  

――いいですね。でも一般的な就職指導とは、だいぶ違いますよね。

  

はい。これには2つ理由があります。ひとつは「行きたい会社も業界も特にありません」という学生がとても多いんですね。就活はもちろん、仕事も人生も「つらい」と捉えてしまっていて、そもそも就職に夢を持っていない。それを打ち破るために、私の就職講座では「人生計画シート」別名「夢計画シート」というものを書いてもらっているんです。

  

坂本先生制作の「人生計画シート」

  

20代では何を楽しむか、30代、40代、50代では…と、仕事とプライベートを分けて、年代ごとに楽しみたいことを書き出していく。今後の夢や目標が決まれば、今すべきことも逆算して考えられますよね。就職に対する視野も広がります。

  

学生にとって40代や50代のプライベートなんて想像もできないかもしれませんが、だったらOBOG訪問をしたときに聞いてみればいい。そうすれば社会人になっても楽しいことがたくさんあることがわかって、「未来の楽しく充実した人生」が具体的に考えられるようになります。

  

――なるほど!

  

就活を定義し直すと、「夢実現活動」なんです。就職すると収入だけでなく、仲間や友達も得られます。金銭的に豊かになれば、趣味を充実させることもできます。私は、ただ志望企業に受かることだけではなく、その前提として「仕事も人生も楽しいもの」と学生に伝えたい。それが就活における一番の「やる気」になると思いますし、実際、内定を取れるのはそういう学生なんですよ。

 
  
  

「夢計画」で将来の目標を実現


  

――「夢計画」を推奨している、もうひとつの理由というのは?

  

実は「夢計画」は、私の実体験なんです。大学時代に外国人の就職支援ボランティアをしていたとき、留学生の友達に「なんで日本に来たの?」と聞いたら「こういう人生計画がある」といって、すごくきちんと考えられた人生計画表を見せられたことがあったんですね。

  

私は理系だったので「将来はどこかの企業で研究をしたい」と漠然と考えてはいましたが、その具体的な人生計画表を見て「自分はなんとなく大学に入っちゃったのかもしれない…」と衝撃を受けて、自分の人生の目的についてすごく悩むようになりました。

  

そしてとことん考えた末に、思いついた夢が「世界中の人を幸せにすること」でした。そこから逆算して考えたのが、「就職コンサルタント」という職業なんです。就職って、すべての人が通る道じゃないですか。そのアドバイスをする仕事なら、自分の夢を叶えられると思ったんですよ。

  

  

――ただ、大学を卒業してすぐにできる仕事ではないですよね?

  

 

はい。だから30歳までに就職コンサルタントとして独立することを目標に「夢計画」を書いたんです。まずはあらゆる企業に詳しくなるために証券会社に入り、次に短い言葉で伝えるスキルを身につけために広告会社に、さらに長い文章も書けるようになるために新聞社に、そして最後に教育関連の企業で専門的なスキルを身につけようと。

  

そして、2〜3年ごとに計画的に転職活動をしながら、実際にこれらの仕事をすべて経験して、29歳で夢を叶えることができました。

  

――証券、広告、新聞、教育…すべて20代で経験して!?

 

「そんなに計画通りにいくわけがない」と思うじゃないですか。実は私自身も、夢計画を書いた当初はそう思っていたくらいです(笑)。

  

でも違うんです。夢って書き出すだけで、実現に近づくんですよ。いつも夢のことを考え、夢を語ってばかりいると、いつしか応援してくれる「味方」ができるんです。

  

新卒で証券会社に入社して『会社四季報』に載っている約4000社の上場企業をすべて研究しながら夢を公言していたら、知人から求人広告の会社に誘っていただけました。新聞は、その会社でたまたま日経新聞が契約社員を募集しているのを見つけました。教育は友達の友達が資格スクールを立ち上げたときに声をかけてくれて、公務員試験の講師として転職できました。

  

そこで人事も兼務しながら、民間企業の就職対策講座も立ち上げたら、応募者がどんどん来て、大学でも就職講座を開けるようになりました。それで29歳で夢を叶えることができたんです。

  

  

―― でも当初は研究者が目標だったんですよね。全然違う道に進むのは怖くありませんでした?

  

理系で学んだのは、物事の理論を考え、わかりやすい法則を導き出すことでした。私はそれを「就職」でやりたいと思ったんですね。たとえば面接のOK例とNG例を出して、なぜNGなのかをわかりやすく説明する。なぜこの内定者は受かったのか、どんな理由があるのかを研究して、受かり方の法則を見つけていく。ですから研究対象が「物理」から「就職」に変わっただけなんです。

  

就職コンサルタントは「夢実現活動」を応援する仕事なので、学生がどんどん輝いていくところが見えます。「自分なんか」と思っていた学生が自分の道を手に入れ「先生のおかげです。ありがとうございました」とお礼のメッセージもたくさん来ます。そんなふうに人の役に立てていることを実感できるのがすごく嬉しいですね。私にとっては仕事というより、ライフワークです。

  
  
  

「夢」 は何でもいい。今の自分に「やる気」を与えてくれれば


  

――「夢計画」は、学生以外のやる気アップにも効果的でしょうか?

  

私は小学生の息子も学生と同じように指導しています。将来の職業や楽しい未来を考えて「夢計画」を書くんです。息子は「パイロットになりたい」といっていたので「それなら漢字を覚えて、たくさん本を読めるようになろう」といって幼稚園から漢字検定を受け始め、年長組で10級、小学1年生で8級、2年生で6級に合格して、小6までの漢字は一通り終了できました。その結果、読書の範囲が広がって、たとえばハリーポッターのシリーズは2年生で全巻読破しました。

  

坂本さんのお子さんが取り組んだノートは山のようにある

  

――すごいですね、「夢計画」は、子どもにも効果があるんですね!

  

実は、私の息子は3歳くらいから多動の傾向が感じられて、このままだと学校の勉強についていけるだろうか。将来は大丈夫かと悩みました。せめて最低限の勉強だけは 出来るようにしておきたいと決意して、「読み書き」や「そろばん(計算)」の早めの教育をスタートした次第なのです。 

  

夢は何でもいいと思うんですよね。今の自分に「やる気」を与えてくれれば。たくさんの漢字が読めるようになると本人も嬉しくなって、難しい漢字もどんどん覚えていきました。国語力は全科目の土台なので、他の科目の学習のプラスにもなります。

  

勉強を嫌がる息子に「夢計画」を書いてもらって、漢字学習に力を入れた結果、まず読書が好きになり、次に国語が得意になり、算数も得意になって、小学校の勉強に徐々に自信がついてきました。男の子の左脳が発達し出すのは9歳といわれていますが、3年生になって半年くらいしたら、一般的な小学生と変わらなくなりました。

  

4年生になって楽しそうに小学校に通っている姿を見ると、この子の将来をあきらめなくて良かった、早期に先取り教育をしておいて良かったと感じています。最近は、お医者さんになってコロナを治したいといっています。

  
  
  

未来を書き出すことによって実現の道が見えてくる


  

――夢を持つことは、やっぱりとても大事なんですね。

  

就職指導でも私がいつも意識しているのは、学生に「自分もできる」と思ってもらうことです。ほとんどの学生は「自分は受からないんじゃないか」と考えていて、マイナス思考になりがちです。でもたとえ第一志望に合格できなくても、社会経験を積んでから、転職する方法もあります。

  

私も大学受験で失敗したときは「人生終わった…」みたいに思いましたが、全然そんなことはないんですよね。結果的には、大学で自分の天職を見つけることができました。私は転職コンサルタントもしていますが、大人も子どもも、夢を書き出すことによって実現の道が見えてきます。

  

  

――大人にとっても、今後の「夢計画」を考えることは大事なのかもしれませんね。

  

はい。学生や子どもと比べると大人は難しい面もありますが、本質は変わらないと思います。ただ、ひとつ大事なのは、「夢」だけでは、なかなかモチベーションを維持することはできません。

  

私の「夢計画」では、ひとつの目標を達成して、次のステップに進めたら、自分に「ご褒美」をあげるように指導しているんです。息子に対しても「この問題が解けたらグミを食べよう」「漢字検定に受かったら焼肉にいこう」とか、小さなご褒美をあげるようにしています。

  

そういうことも、意外と重要なんですよね。私もそうして夢を実現しました。夢が思い浮かばなかったら、プライベートの楽しいことから考えればいいんです。これからの人生に楽しいことがいっぱい待っていると思えば、仕事にも「やる気」が出てくるじゃないですか。

  

――そうですね!では最後に、先生ご自身の今後の夢は?

  

私の夢計画では、そろそろ「世界中の人を幸せにすること」を実現しなくてはいけない時期なのでちょっと焦っています(笑)。でも5年ぐらい前から外国人留学生の就職指導をする機会が増えてきました。WEBによって世界中の人との距離が近くなってきたので、もっと頑張りたいですね。

  

あとは、この仕事をずっと続けることです。100歳を過ぎても元気に講演活動をしている方もいらっしゃいます。私も、100歳になっても多くの人々の夢を応援していきたいです!

  

――本日は「やる気」の出るお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました!

  

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この記事を編集した人

タニタ・シュンタロウ

求人メディアの編集者を経て、フリーランスとして活動中。新卒・転職・派遣メディアの編集協力やライティングなどを行う。著書に『スローワーク、はじめました。』(主婦と生活社)など。

 

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