子育て・教育

【お手伝いする子どもに育てる】子どもの金銭感覚を養う“お駄賃”の渡し方

2019.11.19

【保護者のみなさまへ】
家事や親子での遊びを通して、子どもに「楽しく家庭生活に参加する」やる気を出してもらうためのコツを10回連載でお届け。
お手伝いができる子になってほしいのに、いざ手伝ってもらうとイライラしちゃう…なんてよくあるお悩みですよね。お子さんが自分から進んで参加してくれるコツをご紹介します。
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子どもにお小遣いをあげるべき?

今回は、家庭で子どもに「お金」について学ぶ機会を与える必要性についてのお話です。

大切な我が子が将来、お金の遣い方に困らないよう、「お金の教育」を始めてみようと思っているママも少なくないでしょう。

なかには、そろそろお小遣いを渡すべきかどうか迷っている方もいるかもしれませんね。

筆者がオススメしたいのは、子どもにお手伝いをしてもらった対価として渡す「お駄賃」を通して、金銭感覚を養う方法です。

幼いころから、家庭内でアルバイトをさせて得たお駄賃を“教材”として、お金の価値観・使い方を身に付けさせてあげましょう。

お駄賃はいつから渡すべき?

子どもが自由に使えるお金を渡す時期としては、一般的に小学校に入ってからが多いです。

しかし、お駄賃はしてもらったお手伝いに対して渡すものですから、「お駄賃を渡す時期=お手伝いができる年齢」でも問題ありません。

物心がつく前でも、お手伝いができていれば、その報酬としてお駄賃を与えても時期としては、まったく早くありません。

むしろ、早くお手伝いをさせてお駄賃をもらうことで、お金の価値や大切さが自然と身に付きます。

お駄賃の金額は10円程度が望ましい

お手伝いをしてもらっても、お駄賃をいくら渡せばよいのか悩むところですよね。

お駄賃の金額は、高すぎるのが一番よくありません。

「お手伝いする=働くこと」で、お金を貰うことは簡単ではない、お金は大切なもの、ということを知ってもらうことが前提です。

こういったことを踏まえると、お手伝いの内容関係なく、一律10円程度が望ましいでしょう。

お手伝いは1回ではなく、1日の報酬がオススメ!

お金の価値が分かってくると、お手伝いを1回するごとに報酬を求めてくるようになるケースも少なくありません。

「ポストから新聞とってきたよ!」「ごみ捨ててきたよ!」と積極的にお手伝いをしてくれるのは嬉しいですが、その度に「お金ちょうだい」と言われるとママの内心は複雑ですよね。

そうならないためにも、お小遣いは1日の報酬制にするのが得策です。

金額は1日10円から始めて、年齢や働きぶりによって増額してあげるなど調整しても良いでしょう。

1日の報酬制にすることで、コツコツ頑張る忍耐力がつきますし、増額やボーナスは「成果をもらうことの喜び」を実感することができます。

お駄賃は金銭感覚を身につける「教材」

子どもの金銭感覚を養うのは、学校でも塾でもなく、家庭での影響が一番大きいです。

早いうちから、お手伝いをさせてお駄賃を渡すことで、「お金を稼ぐ力」と「お金の価値」を自然と身に付けることができます。

将来お金の遣い方に困ることがないよう、お手伝いのお駄賃を通して学ばせてみてはいかがでしょうか。

子どもにお小遣いを効果的にあげる方法

① お駄賃は家庭で子どもの金銭感覚を養う「教材」と考える
② 金額は一律10円が望ましい(ボーナスあり)
③ お手伝いは1日の報酬としてわたす


 

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この記事を書いた人


三木 千奈(みき ちな)

1990年生まれ、仙台出身。
3歳と5歳、2人の娘を育てながら、webライターとして活動中しています。
趣味は娘たちと美味しいスイーツを食べること!
毎日小さな幸せを見つけながら、楽しんでいます。

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