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達成動機とは?タイプ別やる気アップ術!

2021.02.8

今回は心理学者のジョン・アトキンソンの達成動機理論などをもとに、達成動機とは何かについて解説いたします。また、達成動機の考え方を仕事や勉強などのやる気アップにつなげるにはどうすれば良いかについても解説しましたので、是非最後までご覧になってくださいね。

 

 

 

 

達成動機とは何か


 

まずは達成動機とは何なのか、そして達成動機が高い人と低い人はそれぞれどういった特徴を持っているのかを知りましょう。

     

  

  

達成動機とは目標を達成したいという動機

達成動機とは目標を達成したいという動機のことです。達成動機が高い人と低い人とでは、目標の立て方や結果への反応などが大きく異なります。それぞれの特徴を理解することが、適切な目標設定などに繋がります。

  

  

  

達成動機が高い人の特徴

達成動機が高い人は、できるかできないか五分五分くらいの目標を好みます。このタイプの人は、目標の達成に成功した場合は自分の能力と努力によるものと考え、失敗した場合は努力不足と考えることが多いです。

   

  

  

達成動機が低い人の特徴

達成動機が低い人は、失敗したくないという失敗回避動機が強いことが多いです。このタイプの人は絶対にできる目標か、達成が非常に困難な目標を好みます。失敗しない目標か、あるいは失敗しても恥をかかない目標を好むということです。
また、達成動機が低い人は失敗を自身の能力不足と捉える傾向があります。

  

  

  

タイプ別やる気アップ術


 

達成動機が高い人と低い人にはそれぞれ別の特徴があることがわかりました。達成動機を活かした実生活で役立つタイプ別やる気アップ術について学びましょう。

 

  

  

達成動機が高い人の場合

達成動機が高い人は、基本的にはモチベーションが高く、自分から動くことができます。このタイプの人は、今の実力でできるかできないかぐらいの少し高めの目標を設定すると最もモチベーションが上がりますので、そういった目標を設定しましょう。
ただし、失敗しても問題が起きないようにリスクヘッジをしっかりしておくことが重要です。

   

  

  

達成動機が低い人の場合

達成動機が低い人の場合は、まず失敗回避動機を下げて前向きに物事に取り組めるようにしましょう。失敗しそうなところを前もってリストアップする、失敗した場合にどういった対策がとれるか考えるなど、「失敗しても大丈夫だ」と自分で思えるようにしておきましょう。信頼できる上司や先輩などにアドバイスをお願いするというのも一つの手です。
そうした上で、これならできそうだという少し低めの目標を設定すると、モチベーションが上がりやすいです。

  

  

  

まとめ


 

達成動機とは何なのか理解していただけましたでしょうか。目標の立て方についてもう少し詳しく知りたい方は、以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非参考にしてくださいね。

やる気の違いは目標設定の違いにある! 「目標」が持てない部下に、自律的な行動を促すマネジメント |やる気にさせる心理学(6)

また、その他のモチベーション理論については、以下の記事をご覧ください。

動機づけとは?理論を活かしてモチベーションを高める!

〈参考文献〉
バーナード・ワイナー『ヒューマン・モチベーション-動機づけの心理学-』(金子書房)

 

 

 

 

この記事を書いた人

ミズタ

やる気ラボライター。趣味は映画と音楽。インタビューとコラムをメインに書いています!

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