子育て・教育

【相談】これってモラハラ発言!?夫よ、言葉の暴力に傷ついていることに気づけ!【第16回】心理学者に聞く、人間関係のお悩み相談室

2020.03.24

私たちはしばしば、人間関係に悩まされて、やる気をなくします…。そんなゲストのさまざまなお悩みを、“人間関係の心理学者”齊藤勇先生が解決する連載です!

今回のゲストは、前回のお悩み相談で登場してくれた、中学生の男の子を持つお母さんからのお悩み。「これって、モラハラ夫じゃない?」 旦那様がご自身の言動に気が付くにはどうしたらよいのか齊藤先生にお話を伺いました

前回の記事はこちら



 

サイトウ先生
(立正大学心理学部名誉教 授 齊藤 勇 先生) 「人間関係」を専門とする心理学のエキスパート。 日本ビジネス心理学会長。
セブ島などで英会話学校のアドバイスをしたりといろいろ大活躍のスゴい人。とても気さくなおじさまです。

 

ねずみさん
今回の相談者。デスクワークで書類の山を片付けるお仕事をしているため、休日は趣味のアウトドアで発散!体を動かすことが好きなアクティブママ。

 

こぶた
やる気ラボスタッフ。わんこのプロフィールを目にして「自分で自分を微魔女とか言っちゃう女の人って(苦笑)」と口走った結果、危うくとんかつ●幸に出荷されるところでした。口は災いのもと。みんなも気をつけようネ!(白目)

 

わん子
やる気ラボスタッフ。年齢不詳の女性会社員。 お花見にいきたい。とにかく外で桜見ながら日本酒飲みたい。

 
 

上司みたいな夫!言葉の暴力に傷ついていること…気付いて欲しい


 

前半に引き続き、怖がりの息子さんと「これって…モラハラ発言⁉」な旦那様に悩まされるねずみさんのご相談です。

後半は、旦那様がご自身の言動に気が付くにはどうしたらよいのか齊藤先生にお話を伺いました!

▶前回の相談(怖がりの息子さん)はこちら

 

続いては旦那様についてのご相談ですね。

 

はい。(…ごそごそ)

 

!?

 

私の“エンマ帳”に色々と書いてありまして(笑)

 

気になるっ!

 

書き出すのはとてもいいことですね。実際、そういう心理療法もあるんですよ。とにかく書き出すと、そこでかなり解消されて忘れてしまうことができますからね。

さて、それでは本題に入りましょうか。

 

はい。夫は自分ができるからか、他人ができないと厳しいことを言うんです。

 

例えばどんな風にですか?

 

すごく細かいんですけど…マンションでエレベーターに乗る時に、上から降りてくるのを待っているとするじゃないですか。

 

よくある光景ですね。

 

そういう時、私は何も考えず前に立って待っちゃったりするんですよ(笑)

 

なるほど。

 

そうすると夫に「普通は横に立って待っているだろう!」とか怒られちゃうんですけど、そういう時の言い方がものすごくキツイんですよね。

 

旦那様のご出身は?

 

名古屋の人なんですよ。私は千葉なので、最初はびっくりしました。

 
 

言葉の違いによってはぞんざいな物言いに聞こえてしまうかもしれませんね。地方によっては怒ってもいないのに怒られているような言葉もありますから。

 
 
 

アンガーマネジメントは有効?


 
 

言葉の違いもあるとは思うのですが、カッとなった時もう少し抑えて欲しいなぁと思うんですよね。

最近“アンガーマネジメント”という言葉をよく耳にしますが、そういうお話を聞きに行ったら怒りをコントロールできるようになるんですかね?

 

そうですね。でも、アンガーマネジメントは自分自身で行くものですからね。

 

確かに!私が「行った方がいいよ」とか言ったらそれで怒りそう(笑)

 

そうですね(笑)「俺は正しいことで怒ってる!」ってなってしまいそうですね。 ただ、幸いなことに人間って激しい情緒が続かないんですよ。アンガーマネジメントでも「怒りを感じたら10数えて」とか言われますよね。

 

そうなんですね⁉確かに夫も発言はモラハラ!?と思う時もありますが、ずっと怒っているわけではないです。

 

もともとの言葉のキツさというのもあるので、モラハラまではどうかぁ?という感じもします。お話を伺っていると、旦那様は社会通念や道徳を守る気持ちが強い方なのですね。

 

そうです。それで、前半でお話ししたコンビニ事件の時も「謝らなかったから追いかけてくるよ」みたいなことを息子に言ってしまったと思うんですよね。

▶前回の相談(怖がりの息子さん)はこちら

 

そうですね。旦那様が日常生活で感じている色々なことが、もしかすると会社ではあまり出せずに、一番言いやすい家族に出てしまうのかもしれませんね。

 
 
 

夫は上司?場を収めるために謝るべきか


 
 

会社といえば、家の中が会社みたいなんです… 質問に対して答える時も「まず主語を言え、結論を言え」とか。私の上司なのか⁉と…

 

家でそれをやられてしまうと気が休まる場所がないですね(苦笑)

 

本当にそうです。5分、10分ぐらいの遅刻にも厳しいので、10時に出るとしたら支度を逆算して家事を終わらせるのが何時…とか始まるわけです(涙)

 

家族の遅刻もダメなんですか!?

 

そうなんですよー!まぁ私も言われっぱなしでなくて、言い返してしまうので火に油を注いでるんだろうなぁとも思うんですけど。

 

それは言い返したくなりますよ。人間、そんなにきちんとしたものじゃないですよね。

 

でも、そうするとよく「お前は謝らない」って言われるんです(笑)

自分は納得がいかないけど、場を収めるためには謝った方が良いんですかね?

 

そうですね、会社のような上下関係の中では有効ではあります。

その場を収めるために部下が謝るということは、会社ではよくあることですが。

 

うんうん。

 

でも一度持ち込んだ上下関係はいつまでも解消されません。なので、すべてが上に立つ人の決定通りにならないと、いずれどこかで対立が起きてしまいます。

 

これだけは譲れないみたいな部分がなくなってしまうということですか?

 

そうですね。お母さんとしては、大抵のことは譲れても、お子さんの育て方や教育方針のことになると譲れなかったりするじゃないですか。

 

そうそう!よくぶつかります(笑)

 

そういった時に、上下関係が定着してしまっている中では「いつも謝ってるくせに、なんで子どものことだけは謝らないんだ」ってなってしまうんですよね。

 

なるほど。

 

会社だと「まぁこれも給与のうちだ」なんて思えたりするわけですけど。

 

一同 あるある!

 

家庭だと割り切れないじゃないですか。ですから、なんとしても良い関係にしないといけません。上下関係ではなく横の関係にするためにも、ねずみさんの思いを旦那さんに気が付いてもらう必要がありますよね。

 
 
 

“NGワード”を見てもらおう!


 
 

そうですよねーどうしたら良いんだろう…

 

今お持ちになっている、エンマ帳を旦那さんにも見せてみたらどうですか?

 

えっ!これ⁉これは逆鱗に触れるから絶対に見せられません‼

 

どんなこと書いてあるんだろ…汗

 

そしたら専用のメモをもう一つ作るといいかもしれませんね。

 

こういうことを言われている、とかですか?

 

そうです!こういうことを言われていて私としては気分が良くないんだけど、どうかな?と話してみる。それから、「こんな言葉が多いよ」と言ってみるのも一つです。

 

本人が思っている以上に激しいことを言っている可能性があるので、「えっ!俺こんなこと言ってた⁉嘘でしょ?」みたいなことになって、今後の言動にストップをかけられるかもしれません。

 

なるほど!

 

それにしても、お子さんが「お父さん怖い」ってならないのがすごいですね。

 

同じ人間の中に二人入っているんじゃないかっていうぐらい極端なのですが(笑)いつも最後には甘いんですよ。

 

そんなに違うんですね!

 

そうなんですよ。ゲーム機を壊してしまった息子に「自分の責任だ!」なんてその日はものすごく怒ったのですが、翌日になったら息子が学校に行っている間に頑張って直してあげたりもしていましたね。

なので、息子としては「最終的には俺の味方」みたいな気持ちが強いのかもしれません。

 

そうは言っても、お子さんの中には“怖いお父さん”と“優しいお父さん”の葛藤があるかもしれませんよ。

 

そう…ですよね。

 

怒りすぎた分取り返すというか、プラマイゼロにしている感じがしますね。

 

本人はそうですよね。でも私としては、最初に受けたダメージが消えるわけではないので、その時はショックだったよって気が付いて欲しいです。

 

そういう点では、やはりメモを見せる方法は有効ですよ。

 

10冊ぐらいになりそうです!

 

でもね、心にぐさっとくる言葉ってそんなにたくさんは言ってないはずです。

なので、そこを改善してもらうと随分変わると思います。

 

わかりました、やってみます!今日はありがとうございました。

 

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【第17回】「人間関係の心理学」は、自分に自信をもてないため、仕事も人に頼ってばかり。お金も稼ぎたいが自分に自信がもてなくて仕事を増やしてもやっていけるか不安というワーママのお悩みに、齊藤先生がポジティブなアドバイスをします。

 

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この記事を担当した人

わん子

やる気ラボに古くからいる微魔女犬。やる気が失せると顔にでるためわかりやすい。my癒しは、滝と戦闘機。

 

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