生活・趣味

【温泉の魅力】温泉は映画だ!大正ロマンな四万温泉であそぶ

2019.10.10

やる気を出すためにはリフレッシュが大切。そうは言っても、幼い子どもを持つ社会人のみなさんにとって、息抜きできる機会は非常に少ないかもしれません。
そんなあなたに温泉のすすめ!
大人も子どもも関係なく楽しめる場所、それが温泉です。
さまざまな視点から、やる気が自然と湧き出してくるような全国の温泉地を紹介します。
▶シリーズの一覧はこちら


日本歴代興行収入1位の記録を持ち、ファンの中でも圧倒的な支持をほこるジブリ映画「千と千尋の神隠し」。美しい作画や魅力ある謎めいたキャラクターたち、最後まで目が離せないストーリー展開と、どれをとってもすばらしい、日本アニメ界を代表する傑作です。

この映画のメイン舞台として登場する「油屋」。恐ろしい魔女の湯婆婆が経営する湯屋で、八百万の神々が客として集います。

皆さんはこの「油屋」に、一度でも訪れてみたいと思ったことはないでしょうか。筆者は、小学生のころにこの作品を観て以来、「こんな場所に行ってみたい!」とあこがれを持つようになりました。(今思うと、温泉を好きになるきっかけの1つだったかもしれません)

そんな人々の夢をかなえる場所、それが今回ご紹介する「四万温泉」です。

群馬県吾妻郡にあるこの温泉が、なぜ映画「千と千尋の神隠し」と関係があるのか? まずはこちらの比較画像をご覧ください。

引用:千と千尋の神隠しの画像
(引用:スタジオジブリ「千と千尋の神隠し」)
千と千尋の神隠しを思わせる四万温泉の画像
橋の上で神様に会えるかもしれません

四万温泉を代表する旅館「積善館」です。

その外見はまさに「油屋」そのもの!江戸期を前後して開業したこの旅館では、アニメのような伝統的旅館建築を味わうことが出ます。

もちろん、これだけではありません。

引用:千と千尋の神隠しの画像
(引用:スタジオジブリ「千と千尋の神隠し」)
女中部屋の画像
ハクが飛び込んできそうです

「積善館 本館」の内部には、映画に酷似するスポットが盛りだくさん。千尋が生活していた女中部屋(この部屋は現在一般公開されていません)や、

館内を巡るツアーもあります
(引用:スタジオジブリ「千と千尋の神隠し」)

千尋が「カオナシ」に襲われた階段、宴会室のある廊下など、まるで映画の世界に迷い込んでしまったかのよう。「千と千尋の神隠し」のモデルになったといわれる場所は全国各地にありますが、この積善館はかなりのシンクロ率をほこります。

引用:トンネルの画像
(引用:スタジオジブリ「千と千尋の神隠し」)
トンネルの画像
あのトンネルも

館内には、異世界に続いているかのようなトンネルも。宿泊者以外でも館内を見学できるプランがあるので、四万温泉を訪れた際はぜひお立ち寄りください。

しかし、たとえ皆さんが豚になってしまったとしても、やる気ラボでは一切の責任を負いかねますので、あしからず。

四万温泉は、永延年間(987~989年)に源頼光によって発見されました。「四万」という名は、彼が夢の中で見た「四万の病を治す霊泉」にちなんで名づけられたとされており、現在でも病気を治そうと多くの人々が湯治に訪れます。

温泉のデザインや温泉街は、大正時代の面影をよく残しています。スマートボールで遊べる遊技場や、木工体験や陶芸体験ができるお店もあり、家族そろって楽しめること間違いなしです。

温泉の画像
浴場は大正ロマンがあふれる(積善館 元禄の湯)

四万温泉は、「娯楽・歴史・湯」の三要素をそなえた貴重な温泉です。非日常体験で鋭気を養い、明日へのやる気につなげてみてはいかがでしょうか。


【所在地】 群馬県吾妻郡

【成分】 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉

【pH/温度】 6.7/62.9℃

【照会先】四万温泉 積善館(せきぜんかん)【公式】|群馬県の温泉旅館


今回の「やる気の源泉」まとめ

① アニメ映画の舞台で非日常を体験する
② 大正ロマンな温泉や温泉街風情を味わう

③ 温泉ならではの施設で遊ぶ

あわせて読みたい

新着コンテンツ

この記事を書いた人

勝部晃多(かつべ・こうた)

やる気ラボの娯楽記事担当。23歳。ハウストラブルコラムやIT関連のニュースライターを経、2019年8月より現職。趣味はプロ野球・競馬観戦や温泉旅行、読書等と幅広いが、爺臭いといわれるのを気にしているらしい。性格は柴犬のように頑固で、好きな物事に対する嗅覚と執念は異常とも評されている。

 
ライター募集中!
 

ページTOPへ