生活・趣味

圧倒的不審者の極み「包丁にこだわりがあるわけではない」それでも研ぎ続ける理由とは

2020.09.9

包丁を研いだり作ったりする動画を続々と投稿し、チャンネル登録者数320万人超え、総視聴回数5億回に迫るYouTuber・圧倒的不審者の極みさん。包丁を研ぎ続けるモチベーションの保ち方とは?YouTuberとして、また社会人としての「やる気」の源に迫ります。
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圧倒的不審者の極み

生年月日非公開。2017年11月、YouTubeに投稿した動画「錆包丁を18時間手作業で研いだ結果」が、国内外問わず爆発的な人気となり一躍脚光を浴びる。その後、包丁を研いだり作ったりする動画を続々と投稿し、現在のチャンネル登録者数は320万人超え、総視聴回数は5億回に迫る。動画に本人の声や素顔が登場することは非常に少ないが、奇抜な発想とそれを実現する豊富な知識量で、カルト的な人気を誇っている。圧倒的不審者の極み!のチャンネル登録はこちら

 

 

 

 

圧倒的不審者の極みが
包丁を研ぎ続ける理由


 

――圧倒的不審者の極みさんが、YouTubeを始めようと思ったきっかけを教えてください。

 

副業を探している時に、この業界に目を付けました。YouTubeの収益構造などを実際にこの目で確かめたかったですし、この業界の労働効率や労働環境、エンタメに関することは全くの無知でしたので興味を持ちました。

 

――実験的に始めた、と。そんな中で、どうして包丁を研ぐ動画を投稿しようと思ったのでしょうか?

 

YouTubeを始めた当時は、包丁研ぎの動画に需要があり、自分でも出来ると思ったからです。

 

――1か月に1回程度ながら、投稿する動画は平均して再生回数400万回超えを記録しています。充分にその価値や再生単価などを理解できた今、動画投稿を続けるモチベーションはなんですか?

 

先にお話した通り、YouTubeは副業です。比較的効率良い収益構造なのと、本業で学べないことも多く、勉強になっています。職業を通して、知識や経験を増やすのが好きなので続けております。

 

 

 

包丁にこだわりはない


 

――1度見たら忘れられないインパクトのあるお名前「圧倒的不審者の極み」には、どのような意味が込められているのでしょうか?

 

これは極端な例えですが、自分のことを「超絶イケメン、超可愛い〇〇」などと名乗っている人物と、私のように卑下する「圧倒的どブスからの逆襲」と名乗っている人物の動画、見る前と見終わった時の心境を比べてみてください。それが全く同じファッション動画だったとしても、視聴者が動画に求めるものや感想は自然に変わってくると思います。

 

つまり、この「圧倒的不審者の極み」というネガティブな名前を使うことで、プラスになることも多いということです。この名前にしたのはそれが答えです。

 

――視聴者からの印象を考えてつけられたというわけですね。先ほどは、需要があったからやっているというお話もありました。圧倒的不審者の極みさんは、「自分が好きなことをやりたい」というよりは、いかにして視聴者に見られるかということに意識を向けているように感じます。

 

そうです。私自身、包丁に強いこだわりを持っているわけではありません。ただ、視聴者の需要に答えられるよう、動画のコメント欄などをしっかり読んで次の動画作りに取り組んでいます。

 

――具体的に、どのように需要にこたえているのでしょうか?

 

当初は、同じように包丁を研いで再生回数を100万回とかの動画を持っている人も数多く存在しておりましたが、長期的に見て再生数を維持するのが難しいように見受けられました。ですから、私も同じように錆びた包丁や包丁だけを研ぐ単純な動画であれば再生数が著しく下がると判断して、包丁の人気を尊重しつつ変わった素材で作るというコンセプトに変更しました

 

 

 

――確かに、圧倒的不審者の極みさんの動画には「相手に必ず告白されるバレンタインチョコ包丁ルーティーン」「炙りアルミホイルの包丁を作りたい!」など、同じ包丁をテーマにしながらも、トレンドを意識した動画が多いです。その奇抜ともいえる発想は、どこから得ているものか教えてください。

 

知識に関しては、元々知っていることも沢山ありますし、好奇心が強い方なので色々勉強もしています。知識があるとアイディアが浮かびやすので、普段から、多くの知識を取り入れるように努力はしています。

 

――1本の動画を作成するのに1週間以上かかるというお話でした。特に「好きなこと」でもないのに、なぜ途中で投げ出したくなったり諦めかけたりすることはないのですか?

 

当然の如く私も人間なので、モチベーションを保つのは非常に難しいです。しかし、苦手なことでも一生懸命調べたりしていくうちに、面白くなっていくことが多いです。

 

ルールのわからないゲームは、見ていても参加してもつまらないと思います。しかし、一見単純に見えてもルールや戦略を理解するとゲームの奥深さを知り、好きになったり面白くなったりする経験は少なからず誰にもあるのではないでしょうか。それと同じ感覚だと思いますよ。

 

 

いつ活きるかわからない
学び続ける姿勢を大切に


 

――「やる気」ははじめから出るものではなく、とりあえずやってみることによってあとから出てくるものということですね?

 

私の場合はその中で、同じような作業でも日々新しい方法や効率化などを考えているうちに楽しくなってくる性格です。皆さんも「やる気が出ない」場合でも、目の前のやらなくてはならないことを続けていけているのであれば問題ないと思います。

 

――やる気ラボの読者には、「やりたいことが見つからない」という悩みを抱える人たちも多くいます。そういった場合はどうでしょう?

 

「やりたいことが見つからない」場合でも、人に迷惑をかけないで自分の満足のいく生活ができていればいいと思います。そもそも、やりたいことを出来ている人なんてほんの一握りですし、心にゆとりが無い状態で趣味や目標を見つけることなんて難しいと思います。

 

ただ、今の生活環境が不満で変化させたいなら、それに伴った行動をとるべきですね。そうすれば、先が見えてくるのではないでしょうか。

 

――それに伴った行動?

 

例えば、実家暮らしの人は一人暮らしをする、会社に不満がある人は転職をする、転職を繰り返してもなお不満な人は自分で事業をする等ですね。

 

でも、そこで以前の人脈や親を頻繁に頼ったりしていたら、ただ住む場所や業種を変えただけなので、あまり意味はないでしょう。人間関係もリセットしたほうが新しい関係が生まれ、新たな経験もできますし、少なからず刺激的な毎日になると思います。そういった充実した環境に身を置くことで、「やりたいことが見つからない」ではなく「やりたいことが沢山ある」に変わるのではないかと思います。

 

――圧倒的不審者の極みさんのように「特にこだわりのあること」ではなくても、自分の特性を活かせる場所で勝負することは非常に重要だと思います。「進路に困っている」人に何かアドバイスはありますか?

 

「進路に困っている」場合は、最初から必ずしもゴールに向かう必要はないと思います。早く働かなくてはならない状況であれば、希望でないところでも働かなくてはならない時もありますから。

 

私は、入りたい企業があったのですが未経験の業種だったので、とりあえずその業種に関連のある小さな会社に入社し、そこで3年ほど働いて役職をもらいました。その結果、ある程度履歴書にお化粧できる状態になったことで、当初入社希望であった企業に中途で入社することができたんです。

 

実際に、スキルの面でも中小で働いた経験がとても役に立ちました。色々な業務に詳しくないと会社が回らないので、多くの業務に参加できたんです。今でも、その時の経験は役に立っていると感じます。おそらく、入社希望の企業に新卒で面接を受けていたら、採用されていなかったと思います。

 

――圧倒的不審者の極みさんは、動画内で年収1,000万円以上を公言しています。遠回りであろうと、人生に無駄はないということですね。

 

今、やりたくないことをしないといけなかったり、入社したい会社に入社できなかったりしたからといって、全てはマイナスにはならないと思います。就職がゴールではなく入社してからがスタートなので、希望でない会社であったとしてもそこで可能な限り努力をすれば、沢山の知識を得ることができると思います。

 

今は役立たないと思っている知識や経験は、まったく関係の無い職業にも活きることが多いです。だから、どんなことにも学びの姿勢で取り組むことが大切だと思います。もちろん、私も過去の経験が無かったら、今のYouTubeの活動もまったく上手くいかなかったと断言できますよ。

 

――ありがとうございました!

 

 

 

 



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この記事を書いた人

勝部 晃多

やる気ラボの娯楽記事担当。趣味は、プロ野球観戦(広島)・競馬(芦毛)・温泉(アルカリ性泉)・読書(古い小説)等と幅広いが、爺臭いといわれるのを気にしているとかいないとか。性格は柴犬のように「頑固」&「愚直」で、やる気ラボの成績向上のためには火水もいとわない男、と自称している。

 

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