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ハーズバーグの二要因理論(動機付け・衛生理論)とは?【マネジメントに使えるモチベーション理論】

2021.03.16

今回はハーズバーグの二要因理論(動機付け・衛生理論)について詳しく解説します。理論の詳細だけでなく、それをどうマネジメントに活かすのかまで解説しましたので、ぜひ最後までご覧になってくださいね。

 

 

 

    

ハーズバーグの二要因理論とは?


     

二要因理論

二要因理論はアメリカの臨床心理学者フレデリック・ハーズバーグの提唱したモチベーション理論(動機づけ理論)です。
ハーズバーグがこの理論で主張したのは、職務への満足・不満足の要因は共通ではなく、それぞれ独立しているという説です。何か一つの物事が改善・改悪されたから、仕事への満足・不満足が生じるのではなく、満足を引き起こす要因と不満足を引き起こす要因が別々に存在していると彼は考えました。

ハーズバーグは、仕事への満足を引き起こすものを動機づけ要因、仕事への不満足を引き起こすものを衛生要因と名付けました。(そのため、二要因理論は動機付け・衛生理論と呼ばれることもあります。)

  

  

  

動機づけ要因

ハーズバーグは、仕事への満足を生み出す「動機づけ要因」には、主に次のものがあると考えました。

〇達成
〇承認
〇権限・責任
〇昇進
〇仕事そのもの など

動機づけ要因がなかったとしても、仕事への不満がすぐに噴出するということは基本的にはありません。しかし、仕事へのモチベーションを高めるには欠かすことのできない要因だと彼は考えました。

   

  

  

衛生要因

仕事への不満足を生み出す要因を「衛生要因」と呼びます。具体例としては、主に以下のものが挙げられます。

〇給与
〇福利厚生
〇対人関係
〇経営方針
〇監督

衛生要因が不足すると、仕事への不満足が生じます。不満足が大きくなれば、最終的には退職につながることも考えられます。
ハーズバーグは、これらの衛生要因をケアすれば仕事への不満足を解消できると主張しています。一方、それでいくらモチベーションダウンを防いだとしても、それはモチベーションアップとは別の問題だと考えていました。

  

  

  

二要因理論をマネジメントに活かすには?


    

動機づけ・衛生要因の両方を改善する

二要因理論では、動機づけ・衛生要因はどちらか一方だけを改善するよりも、両方を改善したほうが良いと考えられています。なぜなら先述の通り動機づけ・衛生要因はそれぞれ独立しているからです。どういうことか、具体例を挙げてみましょう。
例えば、給与アップのみがなされた場合、衛生要因だけが改善されます。そのため、仕事に対する不満は和らぐでしょう。しかし、動機づけ要因は衛生要因とは独立しているため、改善されません。すると「今の環境に不満はないが、やりがいがなくモチベーションが上がらない」状態になってしまうのです。
逆に責任だけが増えて給与が上がらないといった状況の場合、動機づけ要因は改善されますが衛生要因は改善されません。そのため、「やりがいはあるが、待遇に不満がある」状態になります。
動機づけ・衛生要因の両方が改善されると「不満がなくモチベーションも高い」理想的な状態になります。職場の動機づけ要因と衛生要因それぞれの状態をしっかりと見極めて対策をすることが肝心です。

   

   

   

二要因理論以外のマネジメントに使えるモチベーション理論は?


    

マネジメントに役立つその他のモチベーション理論

マネジメントに役立つモチベーション理論は二要因理論だけではありません。
例えば個性に合った適切な目標設定をしたいなら、ジョン・アトキンソンの達成動機理論が役に立ちます。モチベーションをより長く持続させたいなら、心理学者のエドワード・L. デシの外発的動機づけ・内発的動機づけの考え方は非常に参考になるでしょう。
二要因理論以外の、マネジメントに活かせるその他のモチベーション理論に関してはこちらの記事でより詳しく特集しているのでぜひこの記事と併せて読んでみてくださいね。

動機づけとは?理論を活かしてモチベーションを高める!

    

  

  

まとめ


 

ハーズバーグの二要因理論とは何なのかお分かりいただけたでしょうか。ぜひ実際にマネジメントの現場で活用してくださいね。

    

     

 

 

 

 

この記事を書いた人

水田

やる気ラボライター。趣味は映画と音楽。実生活に役立つ記事を書いていきます!

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