やる気レポート

単伝庵 「らくがき寺」に込められた人々の願い

2019.11.14

【社会人】
文化財への落書きの多発が問題になっている昨今。
逆に落書きを推奨する珍しいお寺がありました。京都府八幡市にある単伝庵・通称「らくがき寺」です。なぜこのお寺では落書きがOKなの?その理由を直撃しました。
やりたいことや今の気持ちを思うままに落書きして、やる気アップにつなげましょう。
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文化財への落書きは絶対にやってはならない行為です。

 

いたずらで書いた落書きによって文化財の状態が変わってしまった場合、文化財保護法違反により、5年以下の懲役もしくは禁錮または30万円以下の罰金が科されます。

 

これを聞いても、まだあなたは文化財に落書きしようと思いますか?

 

もし、あなたが「どうしても文化財に落書きがしたいんだ!」という強い信念を持っているのであればお聞きください。誰にも迷惑をかけず、その夢をかなえる方法が1つだけあるのです。

 

それは、京都府八幡市にある「単伝庵」に行くこと。京阪電鉄・石清水八幡宮駅から歩いて約15分、落ち着いた住宅街の一角にそのお寺はありました。

 
おそらく日本で唯一の落書きが許されるお寺
 

門前の石碑には「らくがき寺」の文字が。自ら「らくがき寺」と称するこのお寺は、いったいどんなお寺で、どうして落書きがOKになったのか?謎は深まるばかりです。

 

その秘密は、また後ほど。

 

お寺に来て一番初めにしないといけないことは、落書きではなく御朱印集めでもなく、「お参り」なのですから。まずは、山門を入った正面の「大黒堂」にいらっしゃる「走り大黒天」様にご挨拶をしましょう。

 
2俵の米に乗る大黒様 人間は1年で2俵で生きられるらしい
 

お待たせしました。しっかりご挨拶をした後は、たっぷり落書きをしちゃいましょう!

 

大黒堂の中を見渡してみると、壁には既に落書きがビッシリ。何がそんなに書かれているのでしょうか?

 

よく見てみると、この小さな落書きにある共通点があることがわかりました。それは、落書きの一つ一つが何かを願う言葉であるということ。大願成就や商売繁盛、受験の合格など、人々の願い事が堂内の白壁を埋め尽くしていたのです。

 
壁面には落書きがビッシリ
 

一つ一つが真剣に書かれているこの願い事に、「らくがき寺」の秘密が隠されていました。

 

単伝庵は、江戸初期の1670年に創建された臨済宗妙心寺派の寺院です。度重なる存続の危機にさらされながらも、周りの人々の支援もあったおかげで、今に至るまで続いてきました。

 

そんな人々の多大な援助に感謝するため、大黒堂の建立の際に始められたのがこの「落書き」の風習です。大黒様から見えやすい位置に「願い事」を書くことで御利益を授かってもらおうという住職の思いが、ここに込められているのです。

 

感謝の気持ちからうまれた「落書き」の風習。とてもステキですね。

 

さっそく、筆者も願いをこめて落書きを書いてみることにしました。 300円を賽銭箱に入れると、木枠の中であれば好きなことを書くことができます。

 
きれいな字でも汚い字でもきっと関係ないよね?
 

「やる気ラボが人気になりますように」

 

切実な願いをこめて・・・。やる気ラボがもっと人気のあるメディアサイトになるように、筆者も頑張っていきますのでどうか大黒様よろしくお願いします。

 

年末になると文字が書かれた白壁は塗り替えられるので、新年一発目の落書きは単伝庵で決まり。みなさんも、近くの国宝・石清水八幡宮と合わせて、ぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。

 

 

単伝庵はすべての場所に落書きできるというわけではなく、落書きできるのは御堂の内部だけです。また、営業時間は土曜日と日曜日、正月三箇日のみ。それ以外の時間に行きたいのであれば、要予約なのでお気をつけください。

 

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この記事を書いた人

勝部 晃多

やる気ラボの娯楽記事を担当。日本温泉地域学会会員。直近3年間でまわった温泉数は30湯にのぼり、全国温泉番付のオリジナル版を作成することをひそかに夢見ている。無類のプロ野球好きでもあり、カープファン暦13年目を迎える今季は、神宮球場・東京ドームなど首都圏を中心に参戦し5勝5敗1分。鈴木三重吉の『桑の実』が愛読書。Twitter:@kotakatsube

 
 
 

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